今回ご紹介するのは『ピースオブケイク③』に繋がる
『あかりの過去の真実』
についてご紹介したいと思います。
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↓前回「ピースオブケイク③」の内容
田舎の狭い世界から
叔父と私
高校生のあかりの名前は「渋谷ナオミ」と言った。
ナオミは山に囲まれた田舎で、地元の工場で働く母と2人で暮らしていた。母は喘息持ちで常にネガティブな事ばかり口にしては陰気な雰囲気を纏っていた。楽しい事は無く、唯一心が安らぐのは叔父の持つ古書店に入り浸って本を読むことくらいだった。
他の親戚と違って叔父だけは穏やかな人で、ナオミは叔父と自分はどこか似ていると思っていた。
家に帰ると楽しいことは何も無いなどと母の愚痴を聞かされ、ナオミは静かにこの暮らしと人生に絶望を感じていて、ナオミはひそかにノートに小説を描いては自分の理想をその世界にぶつけていた。
叔父は優しかったが、結局祖母の世話をしなくてはいけないという親戚達からの責任を背負わされ、この小さな古書店に閉じ込められているような人だった。旅の本を何度も読み、ここじゃないどこかへ行きたいのではないのかとナオミが問うが、叔父は何か全て諦めたように、その願望は無いと寂しそうに笑うばかりだった。
ナオミの未来
ある日親戚一同の話し合いがあり、そこで「叔父のところへナオミを嫁に行かす」ということが決定したと母から伝えられる。2人は仲が良いようだし叔父が1人で可哀そうだと。
そしてさらにナオミが絶望したのは、その決定に叔父が賛同したことだった。
ある日いつも書いてる小説を隠している所から、母の喘息でいかに毎日苦しいかという日誌が出てきた。いつの間にか母にすり替えられていたのだ。それを見せつけられたナオミは心が折れて、ずっとここで母と暮らすから叔父の元へ嫁に行く話だけは断って欲しい、勘弁してほしいと訴えるのでした。
嫁入りを断って少しした頃、道の真ん中でナオミは久しぶりに叔父と会った。叔父がナオミの嫁入りを承諾したのは、ナオミが他に居場所がないならここにくればいいと思ったからだと言う。ナオミは自分に似ていると思ったと。そして自分は旅に出るから古書店はナオミにあげると言ったがナオミはいらないと返す。
その翌日、叔父は本屋で首を吊って死んでいた。
ナオミの行方
誰のせいで
叔父の葬儀、親族一同集まっている中、テレビのチャンネルを増やすためのアンテナ取り付けの工事がやってくる。それは叔父が死ぬ前に頼んだものだった。そのチャンネルをつければ色んな旅番組が見れると言っていたと親戚が思い出し、叔父の為だからつけてやってくれと泣きながらもどこか叔父を偲ぶような生暖かい微笑みをつくりながら口々に話す。
しかしその微笑みを見ながらナオミは、この親戚達が叔父さんを祖母の面倒を見せるためにここの地に縛り付けたくせに、叔父さんを殺したのはこの親戚達なのに!と思っていると、そこにやってきた祖母に、叔父を殺したののナオミだ!と言われます。
嫁に行くのを断ったから叔父が落ち込んで死んだのだと。
ナオミは葬儀場から飛び出します。最後に叔父に言われた、ナオミは自分に似ている。という言葉を思い出し、とにかく遠くへ走っていく。
生きること
家に帰ると母はまた親戚達から言われた嫌味を受けてどんどん陰気な人になっていた。自分がナオミを叔父の元にいかせておけば死ななかったのだ…と。
母のその言葉にナオミは本当にそう思っているのかを問い、そして叔父さんの自分と似ているという言葉が呪いの様にナオミの中で響き、ここにいてはいけないと咄嗟に浮かび、ここを出ていくと母に言う。
すると母はヒステリーを起こしたように持っていた編み物で自分の首を絞め、ナオミの為にずっと頑張って生きてきたのに!と半ばナオミを脅すような行動をとるのでした。
学校の帰り、ナオミは叔父の古書店に忍び込みそこで色々考えます。叔父のためにここにいるのも悪くなかったかもしれないが、やっぱり違うと。
この本屋も私の小説も こんな心を飛ばすだけの旅も
慎み深くていいけれど
ならばこの肉は 皮膚は 何の為に在るというの
(「ピースオブケイク」4巻より引用)
そしてナオミは夢をみる。
夢の中で母は遊び人で、色んな人と関係を持ったりしていた。けど明るく破天荒でなそんな母にナオミは喜びを感じてた。ぶっ飛んでいるけど楽しそうな母でいい、と。
目が覚めると自分の小説を書いているノートに母の言葉で、お母さんは好きにする、お互い生きていくだけ。と書かれていた。ノートを読まれた!と焦ったナオミは母の勤め先の工場へ行くと、なんとそこの工場長とペアルックを着て駆け落ちしたとの情報を聞く。
とんでもなさ過ぎて驚くが、ナオミは最高に嬉しかった。
そしてナオミは長かった髪をバッサリ切って遠くへといく電車に乗り込む。
さよなら好きだった人 さよなら生まれ育った街
さよならお母さん 叔父さん
これから起こる事全部 余す事無く感じ取ってくれ
私の皮膚 私の血潮よ!
(「ピースオブケイク」4巻より引用)
「旅の彩光」
今までのお話は全て渋谷ナオミが書いた小説の内容だった。
そしてその本「旅の彩光」を志乃はバイト先の子から借りて読んでいた。この小説はあかり(偽名)が書いたものだった。最後の奥付には京志郎への愛を伝えるメッセージも書いてあり、志乃はただただもやつきながらも日々を過ごしていくのでした。
↓続き「ピースオブケイク⑤」の内容
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