オススメ映画

【Love Letter】簡単あらすじ!亡き恋人へ送った手紙か始まる不思議な文通とは…

今回簡単にあらすじをご紹介する映画はコチラ!

『Love Letter』

です。

どんな映画?

①切ない純愛物語 ②岩井俊二監督 ③中山美穂さん演じる2役が凄い

 

今は亡き恋人への手紙

返って来た返信

神戸に住んでいた渡部博子(わたべひろこ 演:中山美穂)は、山で遭難して帰らぬ人となった恋人、藤井樹(ふじいいつき)の3回忌に来ていた。彼の母親に誘われ家を訪れた際に見せられた卒業アルバムを見て、博子はふとそのアルバムに記載されていた彼の実家があった北海道の小樽(今は引っ越して別の場所に実家がある)の住所をメモする。

そして博子は彼への忘れられない思いを乗せ、その住所に宛て簡単な挨拶を綴った手紙を出した。

 

しかしある日、彼女の元へその手紙の返事が届く。その返信主の名前は「藤井樹」だった。

もう一人の「藤井樹」

一方北海道の小樽で図書館の司書として働く一人の女性がいた。そして彼女の元にある日一通の手紙が届く。そこには全く知らない女性、渡辺博子という人からの挨拶。

不思議に思うものの、宛名は確かに自分の名前「藤井樹」だった。

変に思いながらも少し面白がって、簡単な挨拶と少し風邪気味であることを書いて見ず知らずの神戸に住む渡辺博子という人に返信を送ったのだった。

返信を受け取った博子はこの不思議な現象を、天国から送られてきているのかもと冗談か本気か分からないが喜び、そのことを彼(樹)の友人で博子の今の彼である秋葉茂(あきばしげる 演:豊川悦司)に話す。はじめは不思議なこともあるもんだと流していたが、その手紙にのめり込んでいく博子を見て、藤井樹になりきってる奴の正体を暴いてやる。と、博子に内緒で正体を明かすよう伝える手紙を出していた。

そういうんじゃなかったのに…

小樽に住む樹はその手紙を見て、向こうから手紙を送って来たくせに正体を明かせとは失礼な!と思いつつも、このまま引き下がるのも悔しいと投げやりな気持ちで自分の個人情報を顔写真付きで博子に送りつけます。

その手紙をみた茂は、友人の樹が昔住んでいた場所は国道になってもう無いが、その近くに同姓同名の人物がいたから届いてしまっていたんだと推測。せっかくだから小樽に行って、この「藤井樹」の正体を暴きに行こう!と笑う茂でしたが、博子はそういうんじゃなかったのに…と、どこか寂しい表情になる。

博子は彼からの手紙だと思っていたかったのだ。

しかしそうやってずっと彼のことを引きずっている博子に痺れを切らせ茂は、いい機会だからその小樽の「藤井樹」に会いに行ってみようと提案します。

「藤井樹」を辿る手紙

許せないです…

博子と茂が小樽に着いた頃、樹は風邪をこじらせずっと咳き込んでいた。あまりにも風邪が続くので病院へと向かうが、その間に博子と茂が住所を頼りに樹の家に来てしまう。留守ということを知り、博子は手紙を書いてポストに入れてその場を離れていきます。

その道の途中、すれ違ったタクシーが人を下ろしてUターンして2人のところへ戻って来た時、さっき乗せていた女性と博子がとてもよく似ていると言う。さっきまでこのタクシーに乗っていたには病院から帰ってきた「藤井樹」だったのだ。

博子は彼の実家へ寄り再び卒業アルバムを見せてもらうと、そこには彼の同級生としてあの同姓同名の「藤井樹」という女の子が写っていた。彼は博子会った時、一目ぼれで付き合って欲しいと言ってきたが、もしそれが同級生の彼女と似ていたからだとしたら許せない…どうしようと目に涙を浮かべて戸惑う。

一目ぼれには一目ぼれなりの理由があるのだと。

彼を辿る文通

病院から家に帰りポストにまた手紙が入っていることに気が付いた樹、そこには博子が消息不明の元カレ(死んだとは書かなかった)の昔の住所に手紙を送ったことから今までのやり取りが始まった旨が記されており、謝罪と、そしてもし迷惑でなけばかつての彼の記憶などあれば教えて欲しいと書いてあった。

全てを理解した樹は博子がおかしな人ではないと分かり、それからタイプライターを使って博子に中学生時代に同じクラスで同姓同名だったもう一人の「藤井樹」についてを思い出しながら、定期的に文通をするようになるのでした。

2人の藤井樹

学生の彼

樹の苦難は中学の入学式から始まった。同じクラスに同姓同名の「藤井樹」がいることでクラス中からからかわれ、何をするにもカップルのように扱われて辛い日々を過ごしていた。

ある日図書委員を決める投票でもクラス中に嵌められて、お似合いの2人、と言う形で票を入れられ、樹は思わず泣いてしまい、彼はからかった人と思いっきり喧嘩になった。

結局2人は図書委員となるが彼の方はいつもサボって図書室で本を読んでばかり。しかしそんな彼はよく他の人は絶対に借りないであろう本を借りて、誰の名前も無い貸出カードに「藤井樹」と名前を書いていくという変わった趣味を持っていた。

その後も関わりたくなくても名前のせいで必然的に関わる機会が多かった2人だったが、ある時彼のことを好きだからサポートして欲しいという女の子が現れる。樹はその子の勢いに押され、樹は彼に好きな人はいないのかと聞くが、強めに否定されてしまう。

樹はその返事を聞いてその女の子を彼の元へ行かせるが、女の子は振られてしまうのだった。

母校の図書室

そうやって博子と樹の「藤井樹」を辿る文通は続き、彼が陸上部だったという情報を聞いた博子は樹にカメラを送り、これで彼が走っていたグラウンドを撮って来て欲しいと頼みます。

樹はそのカメラを持って母校のグラウンドを撮り、楽しくなってきて学校内の探索をしていると当時の懐かしい先生に出会う。図書委員だったことを懐かしみ、ちょうど今図書室の整頓をしているからと案内された図書室で在校生の女の子たちに名前を伝えて挨拶をすると、図書の本に一人だけ沢山名前を書いてる、あの「藤井樹」ですか?と大盛り上がり。

かつて彼が変な趣味で貸し出しカードに書いていた名前を見つけるのが在校生の図書委員の間で流行っていたのだ。

帰り際、先生にあのカードの名前は当時同じクラスだった彼の物だと話すと、樹は先生から彼が山で遭難して亡くなっていることを初めて聞かされるのだった。

お元気ですか

倒れた樹

彼がもうすでに亡くなっていたことを知った樹は雪の降る中茫然と自転車を押しながら帰っていた。その時思い出していたのは、且つて自分の父が肺炎を拗らせ亡くなり、葬儀の際樹が凍った雪の中に閉じ込められていたトンボを見て、父が本当に亡くなったんだと悟った時のことだった。

一方ずっと「藤井樹」に執着し続ける博子を見かねた茂は、あいつが登って未だに谷底で眠り続けるあの山へ行って吹っ切ってこようと、博子を連れてその山を目指します。

そして家に帰ってしばらくした樹だったが、拗らせ続けた風邪が悪化して家で倒れてしまう。外は吹雪の為救急車が来るのに1時間はかかると聞かされ母親と祖父は大慌て、それでも父親の二の舞にしてはならない!と、祖父は樹を背負って病院まで走り出すのでした。

私は元気です

山まで後もう少しというところで博子は途端に恐怖を感じ、どうしてもそれ以上進めなくなった。2人は昔の登山仲間で山小屋を持っている男性の元に泊めて貰うことになり、その夜3人は懐かしい「藤井樹」の話で盛り上がります。

男性は茂にまた山に登りたいんじゃないか、と問いますが、茂は小さな声でまだ怖い。こぼします。博子は皆の話を聞きつつ自分と彼の素敵な思い出を語り、こんなに素敵な思い出を沢山貰ったのに、自分は死んだあとも彼を追いかけてわがままな女だと苦笑するのでした。

次の日、朝早くに山小屋から出ると遠くにあの山が見えた。すると茂はその山に向かって大声で樹に語り掛けます。そして博子も積もった雪の上を走って山を見上げ叫びます。

お元気ですか 私は元気です

(映画「LoveLetter」より引用」

Love Letter

その頃、病院に運ばれて処置を受けた樹は朝になって病院のベッドの上で目が覚めていた。

樹はその後、最後となる手紙を博子に出した。そこには自分の父は肺炎で亡くなったこと、そしてその後しばらく落ち込んだ母を放っておけず新学期を迎えてもしばらく学校へ行けず家にいたらそこに彼がやってきて借りていた図書の本を返しておいて欲しいと頼みに来たこと。

実は彼は転校が決まっていて自分で返すことが出来なかったのだ。落ち着いて学校に戻った樹は、転校して行った彼の机に誰かがイタズラで花瓶を置いていたを見つけ、皆の前でその花瓶を床に叩きつけて割るのでした。

樹が博子に語れる彼の思い出はこれで全部です、と手紙を出すと。博子は今まで樹が送った手紙を、これはあなたの思い出なのでお返しします。と全て樹に送り、そして追伸にはあの貸し出しカードに書かれた「藤井樹」の名前は、あなたの名前を書いていたのではないかと思えて仕方がありません、と。

何のことをかさっぱりな樹だったが、家にあの日図書室でであった在校生の子達が訪ねてきて、にこにこしながら皆である一冊の本を差し出してきます。その本は且つて彼が転校する前に返しておいて欲しいと頼まれたあの本だった。その本の中に入っていた貸し出しカードにはあの「藤井樹」の名前が書かれており、裏を見るとそこには、なんと中学生時代の樹の似顔絵が描かれていた。

その事を博子に手紙で伝えようとするが…照れくさくてそれは出来なかった。

ココ押し!

岩井俊二監督の名作

この映画「Love Letter」の脚本・監督したのは「花とアリス」や「リップヴァンウィンクルの花嫁」でも有名な岩井俊二さん。

繊細な人の心を描くのが得意で、他の作品も繰り返し見ることで色々と見かたが変わって来る味わい深い作品を多く手掛けられております。

SWITCH Vol.38 No.2 特集 岩井俊二が描いてきたもの

新品価格
¥900から
(2020/6/3 18:05時点)

 

因みにこの映画、公開から4年後に韓国で公開が始まると140万人の観客動員数を記録し、大ヒットとなりました。その為舞台となった小樽は韓国からの観光客が増えたそうです。

交差する世界

彼を思いながらも、もうどうすることも出来ないこの想いをこじらせ。それでも不思議なこの縁を辿り再び向き合う物語。

この「Love Letter」をご覧になられた方は是非、こちらの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」も見ていただきたい作品となっております。

↓出会った日からずっとすれ違っていた…